fatality〜光と闇〜 プロローグ「前編」
窓から朝日が差し込んでくる。
草木が日光の光を浴びている。
小鳥の囀りが聞こえてくる。
…気持ちのいい朝。
俺は光人(ライト)。今年受験生である。
朝御飯を済ませて自分の部屋で身支度をしていたら…
?「光人ー来たよぉーまだぁ?」
窓の外から俺を呼ぶ声がした。
俺にはその声が誰か直ぐ分かった。
光人「虹々(ナナ)か。相変わらず速いな今日も。」
彼女は俺の幼馴染で、幼稚園のころからいつも一緒だった仲の親友だ。
親友であって、恋人同士とか…そっち系の関係ではない。
彼女もそう思っている。
虹々「うふふっ!!ほら早く!!いつものあれ、出来なくなるよ!!」
光人「分かった分かった…今行くって…」
[あれ]をするために、虹々のもとへ向かった。
光人「相変わらずせっかちだな、お前は。」
虹々「さあはやく!!学校にみんなが来る前にいかなきゃ!!」
光人「分かったって」
虹々が腕をぐいぐい引っ張っていく。
ふと、腕時計を見る。
6:00ジャスト。この時間なら[あれ]も長い時間できそうだ。
―――学校。
学校に着いたのは6:15分。
俺達が向かったのは音楽室。
俺たちが通っている学校の音楽室にはカラオケができる道具があった。
それを使って俺と虹々は毎朝7:30まで歌っているのだ。
7:30を過ぎると、他のやつらも歌いに来るから。
それからというもの、7:30まで歌い続けた。
ボカロやGreeen、いきものがかり、嵐、EXILE…
もう曲が挙げくれないくらい歌った。
そうしているうちに、7:30になった。
俺たちは急いで片付けると、そのまま教室へ向かった。
虹々「今日も楽しかったよ。明日も歌おうね…じゃあ…また放課後ね。」
光人「ああ。またな。」
といって別れた。
それも仕方がない。
俺は1組、虹々は4組。それぞれ端っこのクラスになってしまったのだから。
俺がクラスに入ってくるなり、クラスの男子たちが冷やかしに来た。
瑠斗「お前、いい加減告ったらどうだ?」
剣吾「そうだよ。お前ら、お似合いだと思うぜ。」
俺はふぅ…と長い溜息をついてこう言った。
光人「前から言っているだろ。虹々とは幼馴染っていう関係ってだけで、
別にそれ以上の関係を持とうなんておもったことないって。」
俺はそう言いながら、呆れた顔をして自分の席に着いた。
それからも暫く瑠斗や剣吾達に五月蝿く言われたが、すべて無視をした。
そうしているうちに彼らも諦めたようで、その場から去ってくれた。
そのころの4組…
即ち虹々のクラスは、俺のクラス以上に大変なことになっていた。
後書き
あぁ。やっとプロローグ前編終わった〜(嬉
てかまだ前編…まだポケになる所=メインストーリーにいかないorz
まあぼちぼち受験勉強の合間にでも作っていこうと思います。
ちなみに私の中学校にはカラオケマシンなんてありません(てかある学校なんてあるのか?)
まあ光人の学校は特別ということで…
ではノシ